帰らない親父たちへの思いやり?(今野 敏著「朱夏」より抜粋)
仕事は戦争です
「家族は、私のことを嫌っていますよ。妻も娘も、仕事のことしか頭にないと私を批判します。家に私の居場所などありません。それでもいいのですよ。妻や娘は、私がささやかながら家を建て、一家を支えてきたことを忘れています。しかし、その事実は残ります。居場所などなくても、私は私の家族を養ったという自信が残ります。私は誇りを持って戦い、死んでいくつもりです。」
家庭を顧みず働くことが悪だと言われつづけたぬるま湯のような時代が、すでに終わりを告げていることを知った。ビジネスの世界はまさに戦争と化しているのだ。
健康ランドでの主人公と銀行員(役職者)との会話から。
そうですよね、バブルという一部の人間だけが狂った時代から、そのツケを弱者に負わせて当事者たちだけが知らん顔をして(おい!よく聞けよ。議員・役所&銀行&商社の人間)、過ぎていったこの10数年。その間に、高度成長期と比べて幸せという目標も無いビジネス戦争になってしまった。
疲れ果てても、家に帰ってる時間も無く戦わなきゃいけない現実。帰りたくても帰れないじゃんか!と、心の奥から悲鳴のような呻きが聞こえてくる。そんな中で、のんきに建築家と言われている連中が「父たちよ家に帰れ」と言っても虚しく聞こえるだけな現実。
ツライなぁ~!
無名建築家の独り言でした。
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